新刊『サファイアの夜明け』 2021.8.9
- hiokish1
- 2021年8月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年8月10日
新刊『サファイアの夜明け』
このたび、小説『サファイアの夜明け』を出版しました。
自分で発行所を立ち上げ、「日置研究室」というブランド名を付けました。
自分一人で、編集から構成、校正、版下作成、デザインまですべて行いました。
『エメラルドの夜』と『サファイアの夜明け』について
小説『エメラルドの夜』では、相似形の過去を持つ2人の登場人物、ヒナタと亞圖木正雄が、運命の出会いをする物語が描かれています。
舞台は台湾の台北にある北投地区であり、正雄が短歌を作るシーンが何度も登場し、その歌を鍵として、謎解きに似た物語が展開していきます。
30歳も年齢の離れたヒナタと正雄は、台湾人と日本人であり、台北の大学において学生と教授の関係にあります。心に深い闇を抱えた2人は、立場と境遇の違いを乗り越えて、次第に心を通わせていきます。
「身を要なきものに思ひなして」東に下る男を描く歌物語の伝統(「伊勢物語」)に基づきながら、台北と東京を往復する魂の叫びを綴る小説です。
台湾の風土や風俗が克明に描かれていきます。
背景となるのは、地獄谷と呼ばれる温泉地区です。そこにはエメラルド色に沸き立つ源泉の湖があり、常に濃密な湯気に取り巻かれています。
その白い湯気の中にいつか読者もいっしょに迷い込んでいきます。
『サファイアの夜明け』はその続編であり、湯気に包まれたエメラルド色の湖のほとりで、ヒナタと正雄の関係が深まりを見せていきます。
その2人をつなぐ絆のように現れた龍の影が、生者と死者、日本とヨーロッパ、日本とアジア、過去と現在という異次元を往還する通路となり、そこより巨大な時空を前にした魂の冒険が始まっていきます。
『エメラルドの夜』『サファイアの夜明け』は、芥川龍之介がキーワードとなる小説であり、芥川にオマージュが捧げられています。
芥川龍之介を縦糸として、現代という時代が浮かび上がり、「なぜ台湾なのか」「なぜ短歌なのか」という謎が、ゆっくりと解きほぐされていきます。
台湾に興味を持ち、これから台北を訪れようとする人には、ともに必読の作品です。
カバーデザインも、物語の一部に取り込まれ、重要な役割を果たします。
版下の作成、すべてのデザイン、ISBN取得、バーコード作成、奥付制作まで完全に一人で行うと、そういう操作が可能になります。
一人の作者が考え抜いて、本のすべての詳細を作り上げています。


『サファイアの夜明け』
書誌情報
著 者 日置俊次
発 行 日置研究室
発行人 日置俊次
発行所住所 150‐0002 東京都渋谷区渋谷4-4-25
青山学院大学総研ビル
連絡先 kenkyuhioki@hotmail.com
発行年月日 2021年8月15日 初版発行
日置研究室にて発売中
四六版・並製344頁 定価2200円(税込み)
購入は、まずメールでお申し込みください。追跡番号のある郵便にてお送りします。
郵便振替にてお支払いいただきます。


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